モラハラや夫婦間のトラブルについて色々調べていると、男女の価値観の違いや、男女の立ち位置が平等なのか、このような観点から考えていくとトラブルがなぜ起きるのか見えてくることがあります。
家庭で多い2つのモラハラ
家庭でよくあるモラハラに関しては大きく分けると二つです。
一つ目は、夫が妻に対して横柄な態度をして人格否定や存在意義が無いなどと高圧的に当たる、いわゆる昔からある亭主関白がモラハラまで発展したバージョンです。
二つ目は、妻が夫に対して、女性としての弱さや、子供などを引き合いに出して、夫のことをコントロールするものです。
一つ目の夫から妻に対する高圧的な態度や亭主関白については、昔から問題視されており、現代人には減ってきているように思います。
専業主婦とストレスを抱えるサラリーマン夫
近年増えてきているのは二つ目のタイプで、子育て中の専業主婦の妻が、離婚をちらつかせたり子供を引き合いに出しながら思い通りに夫の精神を支配し操るという厄介なものです。
結婚をする時には「男が女性を守る、幸せにする」と形上は言うのが一般的ですが、当然ながら夫婦は協力し合って女性側は女性側で夫を支えるからこそ成り立ちます。
夫婦共働き世帯が増えているので共働きの場合には相手がずるいという感情は巻きにくいですが、専業主婦とサラリーマンの夫婦の場合には、役割や立場が違いすぎるので「ずるい」という感覚がわいてしまうことが多いです。
育児中などには専業主婦の母としての役割の妻は家で子育てをしてストレスも溜まりますが、サラリーマンとして色々な人に気を使いながら時間やペースのコントロールもできずに働かなくてはならない夫とのストレスは大きなものです。
妻が専業主婦じゃなくなったら夫婦円満になる
一昔前であれば、女性は家内(かない)と呼ばれ、専業主婦として家の中のことは責任を持って担っていましたが、現代では女性も教育を受け、社会参加をし、男女平等という価値観も広まりました。女性には女性にしかできない出産をすると言う重大なイベントがありますが、その他の生活上のことについては、無意識に男女平等という価値観で考えてしまうのです。
実は専業主婦とサラリーマンという関係性はトラブルを生みやすく、実際に不満が多いのです。妻の方は夫は好きな仕事をしていてずるいと思いますし、夫の方はつらい仕事を頑張っているのに妻は家で自由な時間を過ごしているからずるいという感じに不平等感を持ってしまいます。専業主婦をしていた妻がパートに出るようになって夫婦関係が改善したという事例も多くあります。
何かのギャップを埋めるためにモラハラが起きる
今回の記事では夫婦間で役割や仕事の違いが ずるいという感覚を産み、 そのギャップを埋める手段としてトラブルやモラハラが起きているということを紹介しました。 トラブルが多く起きる夫婦間ではなるべく平等を意識して お互いに相手がずるいと思わないような形を作っていけるとよいでしょう。