ワンオペ育児という言葉がメディアでよく取り上げられるようになり、専業主婦はとても大変だという認識と、専業主婦が楽だと批判することがタブーだという空気が日本全体に広まっています。
共働きが増えても3割は専業主婦の日本
厚生労働省2018年「厚生労働白書」等によると、専業主婦の世帯は約33%であり、夫婦共働きが増えてきた現代であっても一定割合の専業主婦が存在しています。 また同調査によると、1980年頃は専業主婦の世帯の割合は約65%であり、1995年頃を境に割合が反転している結果になっています。現在もおよそ3人に1人が専業主婦です。
1980年頃と比べると、世帯の構造自体が夫婦と子供だけの核家族になっており、ワンオペになることは確かです。日本全体で核家族化を進めてきたために、ワンオペになる代わりに舅や姑との関わりは気にせずに自分の方法で家事育児をして、自分の時間が作れるようになりました。
専業主婦が大変かどうかはその家庭次第
近年、専業主婦は楽をしているという発言をすることはタブーになっています。例えば、夫が朝から晩まで仕事に出ていて、子供4人を一人で育てて家事もしている状態ならば、どう考えても大忙しだと思います。しかし、幼稚園や小学校に行き始めた子供1人、家事の大半は夫が行うと言う専業主婦家庭も増えてきていると聞きます。また、子供を持たない家庭でも、専業主婦だからって楽じゃない、私も休みが欲しいと訴えている妻も増えています。
一概にモラハラ妻とひとくくりにするわけにはいきませんが、専業主婦が大変と言うブームに乗っかって、専業主婦が家事という役割を果たさないことを正当化しようとする動きが増えています。
夫がフルタイムで働いて、妻が専業主婦の場合、家事分担は?
一般的には、夫がフルタイムで働いていて、妻が専業主婦だった場合、大きく分けると夫が収入を得るための労働頑張って、家の中のことをしっかりやるということが役割分担だと考えられます。育児をしている場合には、妻の方が昼間の家事育児をするので、例えば週末家事や育児に夫が参加して、妻が少し息抜きをする程度のことはお互い様ということでしていることが多いです。
近年増加傾向にあるモラハラ妻の特徴としては、一人で家事や育児をしているワンオペの母親は大変だということから、昼間の家事は全くやらず夜夫が帰ってきてからやらせて、休日も何もしないで夫に全てやらせると言う一見するとヤバイ妻が増えています。もちろんモラハラ妻の特徴は、夫が手伝ってくれたとしても感謝なんて微塵も見せないことなので夫にとっては地獄のような日々です。普通に考えると、夫の方が怒って離婚に発展してもおかしくないようなことですが、モラハラ妻は、子供がいるから簡単に夫が離婚するわけないということはわかっているので、非常に強気で自分が楽することを正当化します。
家事をしない専業主婦でも本当は誰にも相談出来ず苦しむだけ
配偶者がモラハラだった場合、一番辛いことは、自分の配偶者がちょっと行き過ぎているモラハラをしていたり、常識では考えられないような理不尽な態度を示したとしても、誰にも相談ができないということです。特にモラハラ妻を持つ夫は、妻の態度が考えられないぐらい悪く、不公平な家庭での役割分担や責任転嫁が行われていたとしても、友人や職場、親戚などに相談するわけにいかない苦しみがあります。
モラハラ妻にとっては、弱者として扱われるようなネタがあればとことん利用するので、女性差別や女性が社会的に弱い立場だ、専業主婦は賃金をもらう労働よりも大変だなどという話題が取り上げられるたびに、モラハラ妻を持つ夫は追い詰められてうつ病になってしまったり、帰宅恐怖症になってしまったり、本当に辛いそうです。