モラハラ――。
毎日、些細なことで人格を否定され、努力を見下され、存在すら踏みにじられる。
笑顔を向ければ馬鹿にされ、怒れば「器が小さい」となじられる。
無視しても、謝っても、何をしても文句は止まらない。

気づいたときには、もう心はボロボロだ。
それでも、「家族だから」「子どもがいるから」と自分を縛りつけ、無理やり耐えている人も多いはずだ。

けれど、今日、この瞬間から考えていい。

自分がどう生きたいかを。

離れるために、まず「心」を整える

すぐに家を飛び出す必要はない。
でも、心だけは自由にしていい。
「自分が悪いからだ」と思い込まなくていい。
誰かに支配され、傷つけられ続ける生き方に、あなた自身がNOを突きつけていい。

まずは小さな意識から始めよう。

これは本当に自分のせいか?

本当に全部、自分だけが悪いのか?

何を言われても、自分の価値は変わらないのではないか?

少しずつ、心の檻を壊していこう。

現実的な準備を、静かに始める

心の次は、現実だ。
離れるには、生活基盤が必要になる。
今すぐ大金を用意できなくてもいい。
今日からできることを始めればいい。

  1. 小さな貯金を始める
  2. 信頼できる人に相談する(できれば一人でも)
  3. 転職、副業、収入源を探る
  4. 重要な書類(保険証、通帳、身分証など)をまとめておく
  5. 住める場所、頼れる場所を少しずつリサーチする

焦らなくていい。
でも、静かに、確実に「自分だけの未来」を作る準備をしていこう。

罪悪感は捨てていい

モラハラの被害に遭っていると、
「自分さえ我慢すれば」
「離れたら裏切り者だ」
そんなふうに思ってしまう。

でもそれは違う。
あなたの人生は、あなたのものだ。
自分を壊してまで続ける義務なんて、誰にもない。

愛してほしかった。
認めてほしかった。
だからこそ苦しかった。
でも、それが叶わない場所に、永遠にしがみつく必要はない。

自分らしく生きるために

あなたには、静かに暮らす権利がある。
笑って生きる権利がある。
誰かの機嫌を伺わず、自分で決めて、自分で歩く自由がある。

離れるのは、逃げじゃない。
負けじゃない。
戦うことより、救うこと――それも立派な勇気だ。

今日、少しでも
「こんな生き方は違う」と思ったのなら、
それは、あなた自身があなたを救おうとしているサインだ。

どうか、その心を裏切らないでほしい。

あなたは、もっと自由に生きていい。

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