お葬式、お正月など、親せきや親族が集まるようなときに、奥さんからモラハラを受けている男性というのはなんとなくわかってしまうものです。

モラハラのことをやわらかく言えば、「奥さんの尻に敷かれている」というのかもしれませんが、自分の意見が言えなかったり、優柔不断なところがあったりして、引っ張ってくれる強い女性というよりは、完全に夫のプライドを押さえつけて失わせるような言動が特徴的です。

お葬式であったモラハラ(?)の具体例

この話はご相談いただいて驚いたのですが、夫の親戚の叔父が亡くなり、お葬式があったときの話だそうです。

お葬式の場というのは、親戚が集まり別れを惜しむ場であり、近しい親戚はお悔やみで何度か食事を一緒にすることになります。

お葬式という場は、家庭関係や常識の部分も試される場でもあり、妻の育ちや接し方などがもろに出る場です。

その場で、つまらなそうに携帯をいじり出したり、ふてぶてしくため息をついたりし出すのです。

モラハラは相手が手出しできない状態でこそ本領を発揮する

お葬式の場は、基本的にはしっとりと流れる時間です。子どもがぐずるならまだしも、大人同士が場違いな態度をしていると冷ややかな目で見られます。

モラハラ妻の特徴としては、外面がいいものなのですが、お葬式の場というのは夫を貶める良い場だと判断すると、わざと怒られようとする行動を起こします。

モラハラ妻は、巧妙に相手や周りの状況を判断して、周りの人には気付かれず、夫が耐えかねて口を出すレベルを知っていて、そのレベルで嫌がらせします。

モラハラ妻の狙いは、夫が大声を出したり、妻を詰めるような状況を作ることです。それにより、「あの子は奥さんをいじめているのかもしれない」とか「知らない親戚ばかりで緊張しているだろうけど、夫が怒ったら可哀そう」など、周囲に夫のダメさをアピールする演出をします。

わざと子どものことを不機嫌にしてから夫に預けて子守り下手をアピール

さらに、お葬式では子どもは飽きてしまい、ずっと我慢することができません。

その時、モラハラ妻は「あっちにいったらパパがケーキ食べさせてくれるって!」など、ありもしないことを子どもに吹き込んでから夫に子守りさせたりします。

すると、子どもは「ケーキどこ?食べる!!」と駄々をこねだし、夫は「そんなものないよ!!」とあたふたします。

これはモラハラ妻は結構つかう罠なのですが、妻は子どもをあやすことがしっかりできても、夫は子どものことを見ていないから信頼関係ができていないということを周囲にアピールして貶める技です。特にこの罠は、イクメンになろうと努力している夫がモラハラ妻を持った場合に使われます。夫は育児も立派にしているということを親戚に見せて安心させたいですが、それを逆にみんなに心配されるような状態になることがモラハラ妻にとって自分の存在を高める格好の場だからです。

このようにして、親せきが集まる場でも陰険なモラハラが横行するという状況が起きますが、なかなか男性はこのことを相談できず苦しむのです。

 

 

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