モラハラ妻がカウンセリングで治るか
モラハラ妻について悩んでいる夫はたくさんいますが、精神科のクリニックカウンセリングを受けて改善に向かうかどうか紹介したいと思います。
モラハラ妻についての相談を受ける中で、精神科や心療内科を夫側が受診して、モラハラ妻について相談するというのはなかなかハードルが高いと言われます。そのような中で、勇気を出して精神科や心療内科などでモラハラ妻が原因で今起きている心身の症状についてどのようにしたら改善できるか相談した場合には、状況に応じては距離を置いた方がいいという回答や、諦めた方が良いという話が出てくることも多いようです。同じように、精神科医ではなく臨床心理士などのカウンセラーの方には妻のことを相談した場合にも、色々な対処方法や考え方を変える方法などを提示はしてくれますが、色々試しても難しい場合には、距離を置くことや離婚を前提に動くことなどを提案されることもしばしばあります。
夫婦揃ってカウンセリングを受けることは可能か
精神医学の中では、精神疾患を抱える人とそれを支える人で、お互いの役割が出来上がり「共依存」の関係になっていることが多くあります。モラハラ妻とそれを受け入れている夫の間でも、精神的な苦痛をいろいろ与えられているにも関わらず離れることができないし、そのような辛い状態にも依存しているような関係性が出来上がっていることがあります。モラハラ妻は、自分がモラハラ妻であることは分かっていないことや、自分は良くないことをしていることを分かっていないからそれを受け入れことや認めることができずに逃げていることが多いです。そのため、夫婦で揃ってカウンセリングを受けたり精神科医に相談したりするということはなかなか難しいです。
いきなりのカウンセリングではなく精神科の診察から
夫婦揃ってカウンセリングを受けることは難しいのですが、もしそれが実現すれば、性格の特性や夫婦の関係性などから、客観的な意見や専門的な知見をいただくことができ、夫一人で精神科を受診するよりははるかに夫婦関係を改善できる可能性が高いといえます。
精神科を受診していきなりカウンセリングを受けられるかと言うと、多くの精神科のクリニックでまずは医師の診察から行いその後に必要に応じてカウンセリングに移行することが多いです。医師は診察し、精神医学的な面から疾患が隠れていないか、刑事事件になるような状況にないかなどを確認し、治療すべき点は治療します。
その後に悩みや苦しみなどを心理カウンセラーと一緒に相談し、考えや気持ちを整理したり、助言などをして一つ一つ課題の解決を手助けしてくれます。
モラハラ妻の問題解決に精神科医や心理カウンセラーの力は重要
このように、モラハラ妻との関係性を解決したりするためには、精神科医の医学的な観点からの介入や、心理カウンセラーのような悩みや課題整理の専門家の力が重要です。
家庭内は閉鎖的な環境なので、第三者の介入がない突破口がない関係性です。精神科医や心理カウンセラーなどのような専門家の力を借りることはとても大切なことです。夫婦関係の中で一対一で話し合っていると、自分は悪くない、相手の考え方や態度を変える必要があると言う方向性になりやすいです。第三者に客観的に調整してもらう方が、相手に直接言われるよりもお互い納得がいくことが多いです。精神科のクリニックなどの医療従事者に関しては、患者のプライベートな事などについて守秘義務があるため、夫婦間のデリケートな話も外部に漏れることはないです。このような点からも、モラハラ妻に悩む人は精神科医の診察や心理カウンセラーのカウンセリングをうまく活用することをお勧めします。