モラハラ妻とは、奥様が旦那にモラハラを行うという状態です。
「お前、だれのおかげで飯が食えているんだ!」という形で、男性が女性を押さえつけるというのは男性が優位だった日本では昔から結構ありました。
しかし、力も弱い女性が男性を抑えつけるためには、男性の両親や懐の深さに付け入り、相手に罪悪感や自信喪失を強制的に与えることが手っ取り早く効果的なのでモラハラ妻化するケースが増えているように思います。
1段階 精神的に不安定なモラハラ妻、夫に罪悪感を植え付ける
モラハラ妻は、精神的に不安定というケースは結構多くあります。精神的に不安定というのは、大暴れしたり、自傷したり、誰かに迷惑を変えたりという行動を起こすことも含みます。
何故モラハラ妻がこのように精神的に不安定とも思える行動をするかというと、男性に罪悪感や情けの気持ちを与えて自分を優位にするためです。男性を押さえつけて自分の意見や存在価値を高めるというのがモラハラ妻の特徴の一つです。これらにより、夫側は罪悪感に悩まされて、「自分が悪かったのかなぁ・・・」と消極的になります。そして、モラハラ妻は夫を支配下に置きます。実際、支配は精神的なものだけでなく、給料を差し押さえて夫にはわずかな小遣いしか与えなかったり、家事や役割分担を押し付けたりという虐待状態になります。夫はプライドや社会的な立場があるので、このような状態でもだれにも相談できません。
良心が合ったり、常識がある人ほど、「自分にも悪いところがあった、相手を傷つけていたのかもしれない」と悩みこんでしまい、「妻をしっかり守ろう!幸せにしないと!」という使命感も合わさってきます。「あんたが好きだって言ったんでしょ!幸せにするって言ったでしょ!」と高圧的な態度も多々です。
モラハラ妻はこのように自分が上になる状態を望んでいるのですが、夫側がどんなに尽くして尽くして尽くしても幸せを感じることはありません。
なぜなら、夫が妻を持ち上げようとすると、夫が「できる夫」になってしまい、妻の価値が下がるように感じるためです。そうすると、夫がどんなに頑張って妻を支えようと、引き立てようとしても、モラハラ妻はまた不機嫌になったり、無視を始めたりして夫の精神的苦痛はエスカレートしていきます。
2段階 モラハラ妻は夫が罪悪感を感じなくなって反抗する時期が来たら本当の暴力を行う
このように、夫側はどんなに努力しても、いろいろな工夫をしてモラハラ妻のご機嫌を取ろうとしても一向に状況は良くなりません。
夫の方も少し諦めが出てきたり、「報われないのになんでこんなに頑張ってるんだろう・・・」と落胆しつつも正気を取り戻し始める時期が来ます。この時期が来ると、夫も少し距離を置いて冷静にモラハラ妻を見るようになります。例えば、妻に対して「それはどういうこと?自分はこう思うんだけど・・・」などというちゃんとした形でコミュニケーションをとって分かり合おうという姿勢に変わっていきます。
モラハラ妻の言動はもともと全く一貫性がなく、第三者的に見たらあり得ないようなことがたくさんあります。
男性が冷静になって問いただす時期が来ると、自分の言っていること、夫に行っていることがどう考えても良いこととは言えず、自己崩壊が起きます。
今までは夫を黙らせて押さえつけていれば自分の痛みや弱みには触れられないで支配できていましたが、いざ一般的な良識を使って問われるとモラハラ妻の胸にズキズキと刺さります。
それは、モラハラ妻にとっては完全に論理も行動も破綻してしまい、それは妻の価値を下げ、もしも夫の言い分をそのまま聞いてしまったら夫が優位な状態を作り出します。
夫が優位な状態を作らないためには、次の一手として相手に罪悪感を与えて押さえつける手段から、暴力や脅しによる押さえつけに変わっていきます。
3段階 夫への人格否定、暴力、侮辱…どんな手段でも自分を守るモラハラ妻の末路
さすがに暴力を振られると夫の方も耐えかねて離婚という言葉が脳裏をよぎります。
しかし、子どものためや、社会的な目が心配など夫の方はいろいろ考えて踏みとどまってしまうことが多いのです。
夫が逃げないことがわかると、気に入らないこと(夫が自分より優位な状態になること)があれば暴力でも人格否定でも、包丁を持ち出してでもそれを阻止するという手段に出ます。
夫が仕事が良い成績を出そうものなら「家では何もしない」とか「家庭を捨てて仕事だけ」など、罪悪感を与えます。
夫が飲んで帰ってくれば「役立たず」とか「家に入るな」など、極端なことをいい夫が社会的に認められることや外で楽しく過ごすことを制限させ元気をなくさせます。
モラハラ妻が深夜にお菓子を食べたり酒を飲んだりしていることを夫が嫌味でも言おうものならば、包丁を持ち出して「ふざけるな!土下座して謝れ!」などめちゃくちゃな状態になります。
モラハラ妻への対処法のマニュアルは「適度に無視すること」と書かれているが…
さて、モラハラ妻の行動と夫との関係性について3段階に分けて紹介しました。モラハラ相談を受けるとおおむねこの流れが当てはまります。
最近は男性から女性へのモラハラだけでなく、女性から男性へのモラハラも注目され出して、モラハラ対応マニュアル的な情報もいろいろ出ています。
その中で多いのは、レベル1・レベル2程度の段階だったら「無視をしてしまう」「別居する」ということが書かれています。
果たして無視をしたらどうなるでしょうか?おそらく、レベル3の最終手段で自分を守るという暴力モラハラ妻に移行するのを早めるだけになると思います。
モラハラへの対応で自分の存在価値を下げない、ネガティブサイクルを避ける
もし、レベル1のモラハラ妻ならば、罪悪感や劣等感を与えようとしていることに対しては、自分がへりくだって萎縮するのではなく、とにかく持ち上げていい女にしてあげる方がましな対処法だと思います。レベル2~3でも同様、自分が押さえつけられまくると鬱になったりするので、意識して妻の良いところを探してほめるなどの方がましです。
「まし」と書いたのは、理不尽なモラハラ妻の良いところを探してほめるという行動は、夫にとってかなりのストレスを伴うためです。
理不尽な態度に夫は超イライラしている中で相手を褒める、立てるというのは本当に嫌なことです。しかし、理不尽な態度や行動に対してそのたびに自分で罪悪感や責任感を感じてしまうと、どんどんネガティブなサイクルに入ります。
モラハラ妻の対応策、解決方法は、モラハラ妻が「自分が並みの水準以上の価値の人」だと理解すること
結局は、モラハラ妻は自分のことを「まともに向かい合ったら相手に勝てない」という思考で相手を押さえつけています。
モラハラ妻は通知表で言ったら自分は5段階の2くらいだと思っていて、夫は1になるようにあらゆる手を使っているのです。
よくモラハラの本で書かれていますが、モラハラ妻は劣等感が強く、また自己愛も強いというものです。
モラハラ妻の行動を根本から治すためには、モラハラ妻が自分は通知表で5段階で4くらいだと思えればいいのです。
そのレベルに達すれば、他人を引きずり降ろさなくても、いろいろな方法で承認欲求を満たせます。
また仮に承認欲求を満たしたり、自分はいい感じだと思うすべを持っていない妻だとしても、引きずり降ろし方が4から3に落とすくらいのソフトなものになります。
モラハラで悩んでいる方の参考になれば幸いです。