モラハラ夫もしくは妻は、身体的な暴力ではなく、言動や態度によって精神的な苦痛を相手に与えるDVの一種です。
言葉による暴力でもDVが認定されることもある
DVといえば肉体的な暴力というイメージですが、実は言葉による暴力でもDVが認定されることがあります。なので、モラハラでも慰謝料を請求して離婚をすることができる可能性があります。しかし、慰謝料の請求や離婚はできることなら最終的な手段にしたいですよね。この記事では、モラハラを相手にしない方法について考えてみます。
家庭のモラハラは、別居をするのが最善
モラハラ夫(妻)を相手にしていると、被害者も精神的におかしくなっていきます。長期間配偶者からモラハラを受け続けているうちに正常な判断ができない状態になり、どう見たって相手が悪いのに、「自分が悪いんだ、我慢しよう」などと考えるようになってしまったら最悪です。なので、まずは別居をするのが最善でしょう。一時的な避難であればネカフェという選択肢も良いです。とにかく一時的にでも距離を置くことで、正常な判断力を取り戻してください。
モラハラにおいて被害者にはほとんど非がない
実は、モラハラにおいて被害者にはほとんど非がないケースが多いです。被害者によくある特徴は、謙虚で真面目・他者への配慮ができる・責任感が強い・空気が読めるなど。いかがでしょうか、一般的には長所と考えられる特徴ばかりですよね。そのためか、被害者が努力するほど問題が悪化することもあるので気をつけましょう。自分の悪いところを改善しようと考えるのではなく、逃げることを考えてください。
モラハラをしている側も、被害者側もモラハラ気質に
モラハラでは、被害者側が努力するほど悪化するという話をしましたが、実は努力の方向が振り切ってしまうと、「なんで私だけが我慢しなくちゃいけないんだ!同じ態度で接してやる!」と被害者側もモラハラにはモラハラ的態度で反抗することもあります。これは「やられたモラハラにはモラハラでお返しする」という人生を壊すサイクルに陥っていきます。
別居などをして距離を取るという判断のきっかけは、やはり長期的に見て自分が壊れないかという点だとおもます。モラハラの感覚に慣れてしまうと、もうモラハラ的手段なしには社会で生きていけなくなります。
人のせいにして、自分が負けそうになったら相手を貶めて、粗探しを探しては滅多打ちにして・・・そんなことが普通にできるようになってしまうと、仕事もできず、子どもに接するときもまともでなくなってしまいます。こうなる前に別居などの選択が必要かもしれませんね。