モラハラ――。
毎日、些細なことで人格を否定され、努力を見下され、存在すら踏みにじられる。
笑顔を向ければ馬鹿にされ、怒れば「器が小さい」となじられる。
無視しても、謝っても、何をしても文句は止まらない。
気づいたときには、もう心はボロボロだ。
それでも、「家族だから」「子どもがいるから」と自分を縛りつけ、無理やり耐えている人も多いはずだ。
けれど、今日、この瞬間から考えていい。
自分がどう生きたいかを。
離れるために、まず「心」を整える
すぐに家を飛び出す必要はない。
でも、心だけは自由にしていい。
「自分が悪いからだ」と思い込まなくていい。
誰かに支配され、傷つけられ続ける生き方に、あなた自身がNOを突きつけていい。
まずは小さな意識から始めよう。
これは本当に自分のせいか?
本当に全部、自分だけが悪いのか?
何を言われても、自分の価値は変わらないのではないか?
少しずつ、心の檻を壊していこう。
現実的な準備を、静かに始める
心の次は、現実だ。
離れるには、生活基盤が必要になる。
今すぐ大金を用意できなくてもいい。
今日からできることを始めればいい。
- 小さな貯金を始める
- 信頼できる人に相談する(できれば一人でも)
- 転職、副業、収入源を探る
- 重要な書類(保険証、通帳、身分証など)をまとめておく
- 住める場所、頼れる場所を少しずつリサーチする
焦らなくていい。
でも、静かに、確実に「自分だけの未来」を作る準備をしていこう。
罪悪感は捨てていい
モラハラの被害に遭っていると、
「自分さえ我慢すれば」
「離れたら裏切り者だ」
そんなふうに思ってしまう。
でもそれは違う。
あなたの人生は、あなたのものだ。
自分を壊してまで続ける義務なんて、誰にもない。
愛してほしかった。
認めてほしかった。
だからこそ苦しかった。
でも、それが叶わない場所に、永遠にしがみつく必要はない。
自分らしく生きるために
あなたには、静かに暮らす権利がある。
笑って生きる権利がある。
誰かの機嫌を伺わず、自分で決めて、自分で歩く自由がある。
離れるのは、逃げじゃない。
負けじゃない。
戦うことより、救うこと――それも立派な勇気だ。
今日、少しでも
「こんな生き方は違う」と思ったのなら、
それは、あなた自身があなたを救おうとしているサインだ。
どうか、その心を裏切らないでほしい。
あなたは、もっと自由に生きていい。