モラハラという言葉が広く知られるようになりましたが、男性も妻のモラハラに悩まされているケースは実は珍しくありません。
モラハラ妻にはどのような対策をとればいいのでしょうか。
優しくて真面目なほどモラハラ妻の被害を受けやすい
モラハラ妻は夫を見下していますが、その被害にあうのは大抵が優しくて真面目な人です。そういう夫は自分にも悪いところがあったと考えがちなので、モラハラを受けていることに気付かないこともあります。気が弱くはっきりと妻に物を言えない夫が被害を受けやすいようです。妻に言われた通りなのかもしれない、もっと自分が頑張らないといけないんだと原因を自分ばかりのせいにして我慢をしてしまう方は、日頃の言いたい事を溜め込んでいってしまいます。一方、プライドが高く自分が正しいと思いがちなモラハラ妻は、自分の要求を満たそうと相手への指摘や侮辱行為がエスカレートしていきます。
感覚の麻痺に注意!モラハラ妻を客観視できるよう第三者を交じえて対策を
自分がモラハラを受けているかもしれないと思ったら、友人に相談するなど第三者にオープンにすることが大切です。自分の中で抱え込んでいると、感覚が麻痺してしまいます。
それから夫婦二人でカウンセリングを受けてみるといったことも、夫婦関係の改善に役立つことがあります。モラハラ妻は自分がモラハラをしているとは夢にも思っていないことが多いですが、カウンセリングを受けたりグループミーティングを重ねることで自分に非があることを自覚できることもあるのです。すぐに改善するのは難しいですし、そもそもモラハラ妻が応じてくれるとも限りません。しかし、離婚せずに夫婦関係を改善したいと思うなら提案してみる価値はあります。
モラハラ妻の行動パターンは、無視・否定・侮辱、そして子どもへの悪影響
モラハラ妻のよくある行動パターンとしてよく耳にするのは、話しかけたのに無視をされる、返しが全て否定である、男のくせにと性差別・侮辱をする。また、家に帰ると睨みつけてくるなどいくつか挙げられます。特に酷いのは、子供を介して夫の悪口を言わせることです。これは夫だけへのダメージではなく、子供の心まで傷をつけてしまいますので、後々の人格形成に深刻になり得るでしょう。よく言われる「毒親」という類です。モラハラ妻は日常的にこういった行為をしつこく繰り返し行いますので、対策が必要不可欠になります。
モラハラ妻自身が自分がモラハラ妻であることを認識し、社会一般の価値観に触れさせる
モラハラ妻に罪悪感や、迷惑行動を起こしている意識はありませんのでとても厄介です。改善をさせるのは難しいことですが、他人を引き合いに具体例を挙げていくのが効果的です。実際には存在しない方の名前でも構いません、よそのお宅の奥さんはこんなモラハラ妻だ、テレビの特集で見たのだがこんなモラハラ妻だった、など自身の行動を振り返ってもらえるように伝えてみましょう。そこで、君はどう感じた?と相手の意見を聞いてみると、より考えさせるきっかけになります。これからも君とは仲良くやっていきたいという気持ちを、いつもとは違った表情で真剣に話してみるのも良いでしょう。このときにまた一方的に言いくるめられそうになったとしても、落ちついて話してもらえるようにこちらが堪えてもう一度真剣に伝えてみてください。それでも取り合ってくれないようであれば、夫への思いやりと愛はもはや存在しないかもしれません。
モラハラ妻との離婚問題は、早めに弁護士に相談して対策を
モラハラ妻と離婚を考えている時には、具体的な証拠を残しておくといいかもしれません。暴言や理不尽な言動をボイスレコーダーで録音しておくとか、どういう被害を受けたのか逐一記録に残しておくといったことです。証拠が残っていることで、離婚が認められやすくなります。特にお子さんがいる場合には母親に親権がいくことが多いですが、子供にも暴言をはいているような時は親権者として相応しくないと判断されることもあります。親権をとりたいと思う時には、きちんと証拠を残すようにしましょう。